2011年12月1日木曜日
はじめの仕事
大学を出て
師匠のもとにはいり
はじめてした仕事は
「麩嘉」さんの掛け紙だった。
500枚納めるために
倍ほどの紙を用意してもらったのに
結局ぎりぎりの枚数しか
仕上がらなかった思い出がある。
今年の4月からうちに入ってきた
妹弟子に
その仕事を引き継ぐ。
何の問題もなく
こなされていく摺りもの。
ただ、当時の苦い思いが
喚起されるのも
なかなか心地がよい。
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