2011年11月4日金曜日

個展:くだもの展覧会

10月の最終週に

「くだもの展覧会~木版画の美味しいくだもの~」

という個展を開催しておりました。


今回はタイトルどおり

くだもの作品です。


木版画の展示には

見る方が箱の中のくだものを覗くようなイメージの額!

ということで

木箱額を木工家の方にあつらえてもらいました。


それぞれペンキでうっすら色づけされた

杉の額です。 


いいにおい!



















それにしても

“木版画らしい”ということについて

よく言われるし たまに考えます。


木版画らしいというか

実際木版画だし うむむむ。


時にふわっと 時にきりっと

時にかすれて 時にムラひとつなく

時に重なり 時にグラデーション。



摺師の仕事をしていると

ほんとうにたくさんの摺りに出会うので


その都度

これも木版画なのか!という驚きもあり

なかなかこんなんが“木版画らしい”なんて

今のところ安易に定義づけられません。

( “これは摺らないように摺りなさい”

なんて 

へんてこな指導をされることもあるくらい! )



でも

たくさんの作品を摺りで携わっている上で

自分の制作もできるということは

とても幸せな立場であると思います。



足をお運び戴いたたくさんの方

ありがとうございました。


ひとつの発表の場を終え

また あらたな作品への

歩みがはじまります。

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